ビートボックス「Kスネア」のコツとやり方を徹底解説します!

ビートボックス「Kスネア」のコツとやり方を徹底解説します!

どうも!YUYA GOTOです!
今回はビートボックスの中で最も重要な音の一つ、「Kスネア」のやり方について解説します。

ビートボックスを始めたばかりの方や、さらに硬い「Kスネア」ができるようになりたい方向けに、音の出し方を要素分解して誰でもできるように、自分なりのやり方を分かりやすくまとめてシェアしたいと思います。

なお、今回解説する内容はYouTube「YUYA GOTO | MUSIC VLOG」のこちらの動画でもかなり丁寧に解説しています!よければ是非聞き流しながら読んでいただければと思います!💡

Kスネアは2つの音で構成されている

では早速「Kスネア」のやり方を解説していきたいと思います。

まず、私自身が初めてKスネアができるようになったきっかけを与えてくれた動画を紹介します。

Kスネアのやり方を紹介する動画は今YouTubeにたくさんありますが、私は上のDharniの動画をたまたま見つけて、「Kスネア」は大きく分けて以下2つの音の組み合わせて成り立っていることに気づきました。

  1. ドラム「タム」のサウンド
  2. 口で息を吸って、口の中(右側 or 左側)を空気が通る時の音
     (↑ドナルドダックの声真似をする時の音)

ですので、Kスネアというサウンドをいきなり出すという考え方より、音を分解して、それぞれの音を出せるようになり、その後に音をミックスさせる(極限までつなげて①→②の順番で同時に鳴らす)という考え方が習得するための近道となります。

①ドラム「タム」のサウンドの出し方について

ではそれぞれの音の出し方について解説していきたいと思います。

ビートボックスにおける「タム」サウンドの出し方については既にYouTubeにも多くのビートボクサーが解説しておりますが、実はこの音さえできればKスネアは80%できたようなものだと個人的には思っています。

「タム」についても「Kスネア」と同様に音を分解して考えます。
タムのサウンドの出し方を要素分解すると以下3つの音で構成されており、

1つ目の音は、①舌の奥(右サイド or 左サイドどちらか)を奥歯の内側(舌と同じサイド)にくっつけて、離したときにでる「キ」に近い発音

そして2つ目は、喉を使ったキックドラム(よく心臓の音を声真似するときに使うあれです!笑 声を使わずに「ン」って発音するやつですね)

そして3つ目に、③自分が出せる最も低い音域の「ゥン」の発音

これら3つの音を「①+②→③」の順序で極力同時に音を鳴らすことを意識するとタムの音が完成します。

このタムにおける①+②のサウンドは「Kスネア」における「硬さ」を表現する重要なアタック音になりますので、「Kスネア」を硬くしたい方はまず「タム」の音を出せるようになることが最大の近道になります。

②口で息を吸って、口の中(右側 or 左側)を空気が通る時の音(ドナルドダックの声真似をする時の音)

「タム」サウンドの音が出せるようになったら、あとはもう簡単です!

タムの①の音部分で使用した、「口の右か左どちらかのサイド」に空気が通る際の音を出します。音のイメージとしては吸って「ひー」(空気の通る音)と発音されるイメージです!笑

舌のポジションを調整することで、その音色は変わってきます。

舌の位置を調節して空気の通り道を狭めることで、ドナルドダックの声のような少しガサついた空気の通り道が鳴ります!💡あえてこのような音にするとビートボクサーのDharniのようなより質感のあるKスネアを出すことに繋がります。Dharni自身が「lofi HipHop Snare」と呼んでいるあれです!笑

①と②の音を円滑につなげて発音する→完成

①のドラム「タム」のサウンドと②口で息を吸って、口の中(右側 or 左側)を空気が通る時の音の音が出せるようになったらあとはその2つを円滑につなげてほぼ同時に鳴らすだけです!

最初は「タム」→「吸う音」という流れがぎこちなく、スムーズにいきませんが、何度か鳴らしていくうちに、ほぼ同時になるように鳴らせるようになり、無駄な音が削ぎ落とされていき、最終的に「Kスネア」が完成します。

ここでいう無駄な音とは具体的には、タムの中で鳴らしていた③自分が出せる最も低い音域の「ゥン」の発音の音であることに気づくと思います。「Kスネア」ではタムにおける低音域の音は不要なので、次第に「ゥン」の発音を無くしていくことをイメージすると自然と「Kスネア」が出来上がっていると思います。


以上が「Kスネア」の出し方講座になります。
2020年1月から始めたYUYA GOTOのYouTubeチャンネル「YUYA GOTO | MUSIC VLOG」ではビートボックス講座の内容を動画でシェアしておりますので、ぜひチャンネル登録いただけたら幸いです!

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YUYA GOTO

音楽クリエイター / Beatboxer / DJ。11歳の頃より、口だけでドラムやDJのスクラッチ音などを再現する「ビートボックス」を独学で始める。ビートボックスをバンドシーンに取り入れ、2015年には世界最大級のインディーズ・バンドコンテスト 「エマージェンザ・ミュージック・フェスティバル(Emergenza Music Festival)」の国内大会にて、音楽ユニット「ninja beats」として優勝。同年、ドイツ・ローテンブルクにて開催されるタウバタール・フェスでの世界大会の切符を手にし、日本代表として総合優勝を果たす。ニューヨーク、ドイツ、フランス、スイスなどでの演奏ツアー経験を重ね、Loop Station、Ableton Liveなどのライブルーピングシステムや生演奏を組み合わせた独自のDJスタイルを確立。 これまでの楽曲作品においては、自身のビートボックスサウンドや、ボーカルカットアップを活用した中毒性のあるダンサブルな楽曲を中心にリリース。創造性とパフォーマンス性を兼ね備えた音楽アーティストとして日々表現の幅を広げている。     ― Music creator, beatboxer, and DJ who began self-learning beatboxing at the age of 11, mastering the art of reproducing drum sounds and DJ scratches using only the mouth. Incorporating beatboxing into the band scene, in 2015, emerged victorious in Japan's largest indie band contest, the **Emergenza Music Festival**, with the music unit "ninja beats". In the same year, secured a place at the world finals at the Taubertal Festival in Rothenburg, Germany, and triumphed as the overall winner representing Japan. With extensive performance tours in New York, Germany, France, and Switzerland, established a unique DJ style that combines live looping systems such as Loop Station and Ableton Live with live performances. In musical endeavors, has released catchy and danceable tracks that feature signature beatbox sounds and vocal cut-ups. Continues to expand the horizons of expression as a music artist endowed with creativity and performance prowess.

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